楽しかったクルーズも、とうとう最終日の9日目です。
1月にMSCベリッシマを知り、情報収集・予約・準備・そして乗船と、約5ヶ月間続いたワクワクも今日で終わり…
そんな哀愁漂う気持ちを無視するかのように、今日もベリッシマはベリッシマらしさ全開でした!
大混雑でカオス状態の下船日の様子をレポートしていきます。
主婦:うみねこ
2023年にMSCベリッシマに乗って船の魅力に取りつかれた一般庶民です。
クルーズ&フェリーのリアルな体験を忖度なしでレポートします。
最近、コスタセレーナにも乗船しました!
【家族構成】夫・私(主婦)・中3・小6
6:00 起床→決済手続き
今日は8:00までに部屋を出る必要があるので、少し早起きしました。
身支度をしていると、請求書が届いていることに気づきました。
この請求書には以下のルールがあります。
- 黄色:決済OK→サインをして終了
- 緑色:決済NG→レセプションで支払いをする
このようなルールが、昨晩の船内新聞に書いてありました。
「黄色だから大丈夫だね」と私が言うと「え、これ緑じゃない?」と旦那。
電気を明るくしたり、窓に貼り付けて光を当ててみたりしても黄色にも緑にも見え、どっちだか分かりません。
内容も英語で書かれているため判断が難しく、結局レセプションへ行ってみることになりました。
結果「緑」だったので、支払い手続きをしてきました。
黄色と緑(しかも蛍光黄緑っぽい)って、色で判別させるのには不適切だと思いますよ〜
赤と青とか明らかに判断できる色でお願いしたいです💦
8:00 部屋を出る→ビュッフェで朝食
そんな手続きをしていたら、もう7:30を回っています。
どうしようか悩んだ結果「すべての乗客が8:00までに部屋を出るのだから、もうビュッフェもいっぱいだよね」とギリギリまで部屋で過ごすことを選択しました。
最後に忘れ物チェックをしたり、写真を撮ったりしていると、もう部屋を出る8:00です。
決して広い部屋ではなかったけれど、9日間も過ごした部屋なのでやっぱり寂しいです。
さて、ビュッフェは予想通りの大混雑。
空いている席はもちろんありませんし、料理を取るのもひと苦労です。
さらにみんな今日は大きな荷物を持って移動しているので、けっこう危ない。
「あれもこれも食べる」というような状況ではなくて、とりあえずお腹の足しになりそうなパンなど数品を取りました。
取ったはいいけど、どこで食べるかが次の問題です。
ビュッフェの壁に寄りかかり立って食べる人も多くいるほど混雑しているので、ひとまずビュッフェから離れることにしました。
メインプールの周りの席もいっぱいで、しかも外は強風小雨の悪天候。
そこで目に入ったのが、外のアイスクリームカウンターです。
外とはいえ屋根も壁もあるので、雨風はしのげます。
イスはありませんが、テーブルがあるのでサッと食べる分には問題なさそうです。
スタッフさんに聞いてみると、借りてOKとのこと。
本当に助かりました!
私たちが食べていると他の人たちも、ぞろぞろやってきました。
みんな困っていたんですね。
9:00 デッキ5のバーのソファへ
そうこうしているうちに、船は横浜港に入港した様子です。
下船の順番は昨晩の船内新聞で知らされていたので、時間になるまで船内で待ちます。
下船のルールは次の通りでした。
- キャビン番号ごとに、1~26までのグループと下船時間が設定
- 下船時間に近くなったら指定の集合場所へ行く
- スタッフの誘導でグループごとに下船する
船は9:00に横浜港に入港し、最初のグループは9:45に下船予定です。
10分刻みで1グループずつ下船し、最終下船の26番グループは13:05分の予定でした。
ツアー会社で飛行機や新幹線を予約した人が早いグループで、そのあとは上のデッキの部屋から順に下船していくイメージです。
私たちは12番グループで、11:05の下船予定でした。
さらにカオスは続きます。
朝食を食べ終わった後にトイレに寄ったのですが、つまって流れないトラブル!
男子トイレでは床に水が広がってしまっているところもあったそうです。
船のトイレは繋がっているので、一か所つまると周りも連鎖して流れなくなるので注意です。
トラブルを避けるためにも、違う階のトイレを利用します(無事に済みました)
そして、2時間待つためのイスを探して船内をさまよいます。
大混雑のビュッフェは避け、階段を下りながら座れそうな場所を探します。
ですが、どこもいっぱいでなかなか落ち着ける場所が見つかりません。
階段や床に座っている人までいるほどの状況でした。
そんな中、幸いデッキ5のバーの前のソファが空いていました。
スタッフさんにOKをもらい、そこで下船まで2時間近く過ごすことにしました。
MSCベリッシマへ
8:00に一斉退出でなく、下船順に部屋を出るんじゃダメなんですかね?
午後からの乗船準備はあると思いますが、もう少し工夫の余地はあったのではないかと思います。
11:00 下船集合場所へ
私たちは11:05の下船予定なので、11:00頃に集合場所のデッキ7カルーセルラウンジ(ビンゴ大会の場所)に行きました。
ですが下船が遅れているようで、少し待つことに。
11:20にようやく声がかかり、下船案内が始まりました。
かなりスタスタ歩くので、スーツケースなどの大きな荷物を持っている人は大変そうでした。
船の下船口では寄港地で下船するときと同様、クルーズカードを読み込んでもらうだけで終了です。
そのまま道に沿って進みます。
11:30 荷物を受け取り税関
船を降りた後は荷物の受け取りです。
写真のように荷物がバーッと並んでいるので、下船グループ番号の看板を頼りに自分の荷物を探します。
これの怖いところは、荷物を自分で判断してピックアップするところです。
誰もチェックしないため、間違えたらおしまい(めっちゃ迷惑)なので、しっかり名前までチェックします。
このとき台車を借りられたのは、便利でした!
よく考えたら荷物泥棒のトラブルとかないのかな?
この荷物を持って、目の前にある税関カウンターで審査を受けます。
前日に記入した「携帯品申告書(家族で1枚)」と「パスポート」を提示し、1分程度で無事終了です。
このあと、外にあるSGムービングのカウンターで宅配する荷物を預けます。
もともと往復で申し込んでいたので、名前を伝えるだけですぐに荷物を預かってくれました。
10秒もかからず手続きが終了する日本企業のサービスは、もう流石としか言いようがありません!
こんな風に下船してからは本当にスムーズで、11:40にはシャトルバスに乗車できました。
もちろん、シャトルバスもすぐに発車します。
遠くなるMSCベリッシマを見てると、クルーズが終わったことを実感しました。
大変なことも多かったですが、楽しかったし、家族のかけがえのない思い出になりました!
色々文句も言いましたが「また乗りたい」が家族全員の感想です。
下船後の体調や荷物について
下船後のあれこれについて簡単にレポートします。
SGムービングの荷物について
SGムービングに預けた荷物は、翌日の午前中に届きました(首都圏在住)。
復路で荷物を預けたとき配送指定がなかったので不安でしたが、すぐに届いて良かったです。
陸酔い(おかよい)について
「陸酔い」は船から降りたあと、陸なのに揺れている感覚になってしまう現象です。
家族は症状がありませんでしたが、一番船酔いに強いはずの私は陸酔いを感じることがありました。
特に包丁で切るときに揺れを感じて、ちょっと手元が怖いという経験をしました。
ずっとというわけではなく、1日1~2回程度「あ、揺れてる」と感じる程度です。
これは2~3日程度で治まり、その後まったく症状は出ていません。
疲れについて
GWの初日~最終日(4/29~5/7)までフルに休日を使った9日間のクルーズ旅行でしたが、あまり疲れは溜まっていません。
飛行機での旅行だと、帰ってきたらぐったりしてお昼寝になるのですが、今回は家族みんな元気でした。
毎日規則正しい生活をしてたおかげと、たぶん船での生活が快適だったおかげかと思います。
子どもたちも翌日から問題なく学校に行きました。
MSCベリッシマは楽しいがいっぱいのアミューズメントパーク!
これにてMSCベリッシマGWチャータークルーズの乗船記はおしまいです。
ここまでずっとお付き合いいただき、本当にありがとうございました。
色々文句も書きましたが、MSCベリッシマに乗船したことに後悔していないばかりか、また乗りたい気持ちでいっぱいです。
実は、すでに次のクルーズを探し始めていますw(なかなかスケジュールが難しいんですがね…)
クルーズ旅行に興味のある方、予定が合うのなら思い切って出かけてみてください!
きっと唯一無二の思い出となりますよ。
予約済みで準備中の方、色々なハプニングがあるのは事実ですが、過ぎてしまえばどれもよい思い出になります。
怖気づくことなく、クルーズ旅行をめいっぱい楽しんできてくださいね!
このあとも、レストランやビュッフェの体験談など、違った視点からMSCベリッシマの記事をアップしていきます。
もしよろしければ、また遊びに来てくださいね!
ではひとまず、ありがとうございましたー!!
コメント
コメント一覧 (2件)
初めまして、こんにちは。
いきなりのコメント失礼いたします。
最初の記事から読ませていただきました。
私もクルーズ船に憧れて色んなクルーズ船をサイトで覗き
今年中には娘と2人で、乗りたいと思ってます。
どんな物を持って行ったらよいのか
食事はどうなんだろう
寄港地での観光は?
船酔いは?
乗務員の対応は?と色んな疑問をこの乗船記で楽しく読ませていただきました。
中でも印象に残ったことが
「どうするかではなく、どうにかしよう」精神
楽しもうとする努力
日本のサービスの素晴らしさを感じました。
毎日当たり前の出来後が船旅では通用しないこと。
船旅の楽しいところだけではなく、
色んな不備、不具合も長旅 特有のことだし、と心に留めて乗船したいと思いました。
せっかくの非日常、大切な家族と大切な思い出
楽しんだ者勝ちですもんね。
ほんとに楽しく読ませていただきました。
ありがとうございました。
MONさん、はじめまして!
コメントどうもありがとうございます。
乗船中はいろいろハプニングもありましたが、今となっては良い思い出です。
今年中にはお嬢さんと2人で乗船予定とのこと、きっと素敵な思い出になりますね♪
ぜひめいっぱい楽しんできてくださいね!