旅行は飛行機や新幹線などでの移動が一般的ですが、フェリーを利用した船旅もとてもおすすめです。
本記事では、三重県と愛知県を結ぶ伊勢湾フェリーの航路・料金・船内の様子などを紹介します。
移動が楽しいイベントに変わるフェリーの旅をぜひ検討してはいかがでしょうか。
主婦:うみねこ
2023年にMSCベリッシマに乗って船の魅力に取りつかれた一般庶民です。
クルーズ&フェリーのリアルな体験を忖度なしでレポートします。
最近、コスタセレーナにも乗船しました!
【家族構成】夫・私(主婦)・中3・小6
伊勢湾フェリーとは
伊勢湾フェリーは人や車を乗せて走る、三重県鳥羽と愛知県伊良湖を結ぶフェリーです。
伊勢湾の美しい景色の中を進むため、ただの移動手段ではなく観光としても充分楽しめるのが特徴です。
運が良ければイルカの群れに出会うこともあるそうですよ。
伊勢湾フェリーの航路
伊勢湾フェリーの航路は以下の通りです。
伊勢湾フェリーは、伊勢志摩エリアにある三重県鳥羽と、渥美半島にある愛知県伊良湖を結んでいます。
陸路で静岡県方面と三重県方面を行き来する場合は、名古屋近辺の高速道路をぐるっと回る必要があります。
これを伊勢志摩フェリーはスッとショートカットできるので、運転の負担を減らした移動が可能です。
また、渋滞の起きやすい都会を回避できるのも大きなメリットです。
ただし、渥美半島には高速道路が通っていないので、時短にはならない可能性はあります。
(乗船時間を考慮せず、純粋な運転時間だけを考えれば時短です)
伊良湖フェリー乗り場からの最寄りのICは下記の通りです。
- 東名高速道路浜松ICまで81km(車で約110分)
- 東名高速道路豊川ICまで57km(車で約100分)
渥美半島は道の駅も多いので楽しみながらドライブできますよ
また公共交通機関を利用する方には、伊良湖~豊橋駅までの電車&バスの乗車券と、フェリー乗船券のセットも販売されています。
伊勢湾フェリーの時刻表
2024年4月現在、伊勢湾フェリーは1日に8~13往復のフェリーを運行しています。
- Aダイヤ:1日8往復
- Bダイヤ:1日9往復
- Cダイヤ:1日13往復
始発は8時前後から、最終は17~18時台です。
A・Bダイヤでは約70分間隔、Cダイヤでは約50分間隔で出港しています。
詳しい時刻表に関しては、下記サイトでご確認ください。
→伊勢湾フェリー公式サイト
伊勢湾フェリーの料金
2024年4月現在の伊勢湾フェリーの料金の重要な部分をピックアップして解説します。
乗用車の料金
乗用車は軽自動車と普通車の2種類に分かれます。
種別 | 片道料金 | 往復料金 |
---|---|---|
軽自動車 | 6,400円 | 12,160円 |
普通車(6m未満) | 7,600円 | 14,440円 |
上記料金には運転手1名の乗船料金も含まれています。
人の乗船料金
運転手以外は乗船料金を支払う必要があります。
種別 | 片道料金 | 往復料金 |
---|---|---|
大人(中学生以上) | 1,800円 | 3,420円 |
小人(小学生) | 900円 | 1,710円 |
なお、大人1名につき小学生未満の幼児1人は無料です。
運賃の計算一例
私たち家族の乗船料金を一例として紹介します。
運賃 | |
---|---|
夫(運転手)&車(ヴォクシー) | 7,600円 |
私(大人料金) | 1,800円 |
中3(大人料金) | 1,800円 |
小6(小人料金) | 900円 |
合計 | 12,100円 |
家族4人+車の運搬費で合計12,100円でした。
通るはずだった高速道路の上鳥羽IC~浜松西ICの料金は6,100円だったので、金額としては6,000円多くかかりました。
ただ、行きに大渋滞に巻き込まれて4時間くらいかかってしまった区間を迂回できたのは精神的によかったです。
伊勢湾フェリーの割引
伊勢湾フェリーでは、JAF割引はありません。
ただし、お得なキャンペーンやセット券の販売があります。
キャンペーン名 | 期間 | 内容(条件) |
---|---|---|
小人運賃無料キャンペーン | 2024年7月13日(土)~7月15日(月・祝) | 小学生の運賃が無料(保護者同伴) |
鳥羽水族館マイカープラン | 通年 | フェリー乗船券と鳥羽水族館の入館券のお得なセット(伊良湖発限定) |
志摩スペイン村マイカープラン | 通年 | フェリー乗船券と志摩スペイン村の1DAYパスポートのお得なセット(伊良湖発限定) |
JOY鳥羽水族館クーポン | 通年 | フェリー往復旅客運賃と鳥羽水族館の入館券のお得なセット(伊良湖発限定・徒歩客) |
車も徒歩もお得に乗船していきましょう!
伊勢湾フェリーの乗船方法と船内の様子
伊勢湾フェリーの乗船方法と船内の様子を紹介します。
1.鳥羽フェリーターミナル
鳥羽フェリーターミナルは鳥羽水族館のすぐ隣にあります。
道路の案内に沿って進むと大きな駐車場のような空間にたどり着きます。
地面に書いてある数字の順番に車を停めて(船に乗り込む順番です)、ターミナル2階へ乗船チケットを買いに行きます。
鳥羽フェリーターミナルの2階はお土産屋さんやレストラン、休憩スペースなどが充実しています。
きっぷうりばでチケットを購入したら、出港まで少し待ちます。
お土産もたくさんあるので早めに来て買い物を楽しむのもよいですね。
赤福を買いました~♪
小腹が空いたら、レストランや軽食店もあります。
軽食屋さんは7:40オープンです。
テイクアウトを購入して、フェリーで食べるのも楽しそうです。
レストランは9:30オープンです。
海の美しい景色を眺めながら、伊勢の名物を楽しめます。
2.フェリー船内
のんびりしているうちに出港15分前になったので、車に戻りフェリーに乗り込みます。
乗船口
運転手以外の家族も車に乗り込み、フェリー内へと向かいます。
「車高が低い車は注意」と公式サイトに記載されていましたが、極端に低くなければ大丈夫そうに思いました。
誘導されて指定の位置に車を止めたら、車を降りて船内へ続く階段を上ります。
客席
船内にはさまざまな客席があり、1人でもグループでも子連れでもくつろげるように工夫されていました。
これらは乗船券だけで利用できる一般客席です。
ぜひ好みの場所を見つけてくださいね。
また、船内3階には有料の特別室もあります。
船内2階の自販機でチケットを購入すれば、入室することが可能です。
【特別室入室】
大人400円・小人200円
売店
船内2階には売店があり、船のグッズや食べ物が購入できます。
ホットスナックや飲み物、お菓子、御船印、グッズまではさまざまなものが売っています。
小腹が空いたので焼きおにぎり(350円)を購入しました。
冷凍の焼きおにぎりだとは思うのですが、美味しかったです。
船で食べると特別な気分になります♪
甲板
伊勢湾フェリーももちろん甲板に上がれます。
風が強いですが、景色はとても美しいです。
たまに船内放送が入り、周りの島の解説をしてくれます。
2階の外にはイスもあるので、くつろぎながら風を感じるものよいです。
トイレもあるので安心してくださいね
いろいろ探検して遊んでいるとあっという間でした。
到着の約10分前にアナウンスが入るので家族全員で車に乗り込み、下船の準備をします。
3.下船
車に乗って待っていると、乗船時とは逆の扉が開きました。
スタッフの指示に従って順番に進み、フェリーから下船します。
降りたらもう自由解散です。
船で遊んでいる間に愛知県に到着しました♪
伊勢湾フェリーに乗船した感想
伊勢湾フェリーの個人的な感想を3つ紹介します。
ターミナルでの待ち時間も楽しい
正直、鳥羽フェリーターミナルに来る前はもっと寂れている感じだと思っていました(ごめんなさい)。
9:30出発だったのでお土産の購入は諦めていたのですが、ターミナルではお土産屋さんがすでに開店しており、無事赤福が買えました。
朝食を食べたばがりだったのでレストランは利用しませんでしたが、海を見ながらのんびり食事をするのも素敵だと思います。
乗り降りがとてもスムーズ
チケットを買ったり車を乗せたりとやることはありますが、どれもスムーズに完了しました。
特に乗下船はスタッフが丁寧に案内してくれるので、迷うことはありませんでした。
先に乗船した車から下船できるシステムもよかったです。
あまり揺れなかった
やや風が強かったため船の揺れは心配でしたが、私たち家族は誰も辛くなるほどは酔いませんでした。
乗り物に弱い長女は「少し酔った」と言っていましたが、その割に元気に楽しんでいました。
歩いていると少しよろける場面はありましたが、細かい波の揺れはほとんど感じない快適なクルーズでした。
もし辛くなってしまったら、船内売店で酔い止めドロップ(550円)を購入しましょう
伊勢湾フェリーで移動も楽しい思い出に
伊勢湾フェリーは三重県鳥羽と愛知県伊良湖を結ぶカーフェリーです。
車の運転の負担軽減になるだけでなく、美しい景色が楽しめるため旅の充実度もアップします。
混雑していなければ当日受付も可能なので、興味のある方はぜひ乗船してみてはいかがでしょうか。
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